一軒家をできるだけ高く売るためのポイント

一軒家はマンションと異なり土地がついていることが魅力の不動産ですが、立地面では駅や中心部から離れていることも多くデメリットになりやすい特徴を持っています。

住宅は需要と供給のバランスが崩れつつあり不動産の売却には向かい風の時代ですが、少しでも高く一軒家を売るためには、売却する側の努力も必要です。一軒家を効率よく売却するためのポイントを紹介します。

『一軒家を売却するときには相場を確認しよう』

一軒家の売却には情報収集が欠かせない

一軒家の売却の流れは通常の不動産売却の流れと同じく、準備から始まり査定を行い、媒介契約を結んだ後に売却し、契約・引渡しという流れです。少しでも高く良い条件で売却するためには準備段階から勝負が始まります。

不動産の事はプロに任せたいという気持ちはありますが、不動産業者は少しでも安く買いたいと考えている立場です。そのため自分で情報収集を行い、アピールポイントを探し出すことが大事になります。査定は一社だけに任せるのは御法度です。

複数の不動産業者に見積もりをとる一括サービスを効率的に活用して不動産業者を競わせる位の余裕がないと一軒家の売却は成功しません。また、情報収集は必要書類を揃えるためにも重要です。一軒家を売却するためには身分証明書や住民票、印鑑証明書など契約に必要な書類の他に権利書や固定資産税納付書、固定資産評価証明書なども必要になります。

戸建て特有の地積測量図や境界確認書、建築確認済証・検査済証、建設設計図書・工事記録書も揃えておくことを忘れないようにします。自分の一軒家を知るためにも書類には一通り目を通して理解を深めておく事が大事なポイントです。

不動産業者に言われる前に揃えることで業者に隙をみせない行動にもなります。

一軒家の価値を客観的に判断する

売買契約時に注意しなければならないポイントの一つに瑕疵担保責任があります。瑕疵担保責任とは、通常では気づかない欠陥や不具合が売却後に見つかったら、売主がその補修費用等と負担しなければならない法律です。不動産業者によっては瑕疵保証サービスなどを準備しているケースもありますが、瑕疵保証サービスに頼り切るのではなく自分で家の状態を客観的に判断しておくことが最も大事なポイントです。

見える場所だけでなく、雨漏りやシロアリ被害など見えない箇所のチェックも必要です。次に売却金額の相場を把握します。Webサイトなどでは数多くの不動産相場に関する情報が出回っています。おおよその概算でどのくらいの相場なのかを把握しておくことで、不動産業者との交渉などに役立てることができます。

またリフォームなどをしてから売却すべきかなどを迷ってしまうケースもありますが、売却後の利用状況によって一長一短です。そのため費用のかかるケースは独断で判断せずに売却手続きを進める中で必要であれば実施するようにし、先走って損をしてしまわないように気をつける必要があります。

アピールポイントを整理しておく

一軒家は土地があることが立派なアピールポイントですが、家に関すること以外のアピールポイントも抑えておく必要があります。駅やスーパー、病院、役所などへの距離や利便性、交通機関の状況、子供が安心して住める環境なのか、公園や緑が多いか、地域ぐるみの活動がおこなわれているかなど日常生活の中にアピールポイントは隠されています。

治安の良さなども客観的に判断してアピールポイントにすることが大事です。一軒家に関するアピールポイントは、日頃のメンテナンス状況や清掃状況、間取りや広さ、機密性の高さや風通しの良さなど隅々まで見渡してアピールポイントを探すことが大事です。

他の人の家を見て新しいアピールポイントを見つけることができるケースもあるため、積極的に外出や友人宅を訪問して自分の家のアピールポイントになりそうなネタはないかを探す事も大切です。

自宅のリフォームやメンテナンス記録が残っている場合にはそれを整理しておくことも必要です。外壁や屋根の修理など住宅構造に関わる部分のみならず、一軒家に付随する給湯器や上下水道、ガス管などの整備などの記録があればそれもまとめておきます。

耐用年数はそれぞれ異なりますが、交換した物は耐用年数が異なる計算になるためです。これも査定の上でプラスポイントにつながります。

不動産会社選びが重要

星の数ほどある不動産会社を適切に選ぶことは運命の分かれ道にもなります。不動産会社を選ぶ際には地域に密着した地元の不動産会社を選ぶことが大事です。近隣のネットワークを持っているため売却後の販売先などの選択肢も数多いのが特徴です。

大手の不動産会社は販売ネットワークも広く、豊富な景観があるのが魅力ですが、決まり切った査定枠が基本となっているため、アピールポイントが多い一軒家を所持している人にとってはがっかりしてしまう結果になる可能性もあります。

逆に中小でも地域密着型でアピールポイントを最大限プラス査定してくれる業者もあるため、一括見積もりには大手から中小まで幅広い業者をセレクトしておくのがベストです。不動産会社を選ぶ際で最も大事なのは誠意を持って対応してくれる会社です。

営業マンや会社が売主の話にしっかりと耳を傾け、よりよい条件を一緒に探してくれるような、面倒見のよい会社を探し当てることが一番大事です。売却後の安心感も違います。

内覧こそアピールの場

一軒家を売却する際に次に購入しようとしている人の内覧がある場合があります。見学で好印象を持ってもらうためには部屋の整理整頓が一番効果的です。築年数よりもいつも綺麗に使用していることが、相手に伝われば間違いなく好印象を与えることができます。

内覧希望があった際には、室内の整理整頓だけでなく庭や周囲の清掃もしておく事を心がけ、掃除は大掃除以上に念入りに行います。換気をして生活感が出ないように工夫することも効果的です。また照明を取り替えることで見違えるように室内を明るくみせることができます。

どうしても汚さが目立つ場合にはハウスクリーニングを頼むことも方法論です。内覧で売却に至らなくてもその後に住む人の事を考慮すればハウスクリーニングは無駄にはなりません。そして内覧の時に忘れてはならないことは笑顔で対応することです。

人は人を見て判断します。笑顔で出迎えられたり、質問に的確に回答することは想像以上に好印象を与えることができます。リクエストには誠意を持って対応し、案内するというよりは見ている場所にアドバイスする程度にとどめておくなど見学者の立場に立って対応ができれば完璧です。